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〈魔男のイチ〉第31狩 挑戦者 【レビュー&徹底解説】

話数レビュー

2025年21号(4/21発売)掲載の、
〈魔男のイチ〉第31狩 挑戦者をレビュー&徹底解説していくヨ!

前回のあらすじ

前回はバクガミの中にいた半人類魔法『幸辛』の魔法が「吸い取った悲しみを何倍にもして返す」ということが明かされたんだったネ。そしてその習得方法は「10年ため込んだ悲しみを一人ですべて受けること」。幸辛の魔法はその対象者にゴクラクの姉のリチアを指名したんだったネ。

本当にリチアが受けることになるのか、今回も気になるヨ~!!

ゴクラクの回想

ゴクラクの小さい頃の回想から始まるヨ~。

ゴクラクくんとリチヤちゃんのお母さんが亡くなったのは10年前だったわね(第26狩)。魔法具産業が廃れたカガミ国とお母さんを救おうとしてて、とってもいい子じゃない。この頃からゴクラクくんは魔法具の才能があったようね。

お母さんが亡くなって本当はすごく悲しいはずなのに、「もう悲しくないの」って笑顔で言われた時、その笑顔の奥に違和感を覚えたのね。
悲しみを無くすって一見いいことのように思えるけど、悲しみって大切な人を失った証でもあるの。つらくても、その気持ちを抱きしめることって、前に進むためにすごく大事なことなのよ。
ゴクラクくんは、その気持ちをちゃんと取り戻そうとして…この年頃で、それができたのは本当に立派だわ。

そこからバクガミを止めるためにたった一人で魔法具の研究をしていたみたいだネ。大量の研究の紙を見ると、グラフがあったり複雑な図形があったり、実はゴクラクってすごい頭がいいのかナ? 

お母さんには「痛くないやつに改良する」って言ってたけど、口に布をくわえてるってことは相当な痛みを伴う改造だったんだろうネ…。

挑戦者ルーレット

回想が終わって誰が挑戦を受けるかって話だネ。

デスカラスが止めても「俺がやる…」と答えるゴクラクは、10年間自分がやらなきゃと執念で行動してたが故だろうネ。

ずっと長い間、誰にも理解されず、たった一人「自分がやらなきゃ」と追い続けていたのだもの。周りが見えなくなっても仕方がないわ。バクガミが出したルーレットを無視して速攻で壊すのは笑ってしまったわね。

バクガミを殴るゴクラクくんの顔は、10年間の執念を思わせる「やっとこの時が来た」という覚悟を思わせる表情ね。

ゴクラクの【殴打(シンプルパンチ)】は第27狩でもバクガミを殴る時に使ってたけど、その時は30%だったネ。今回の50%は今までで一番高い適合率だヨ。

30%でもバクガミの巨体を吹き飛ばす威力だったもの。そのさらに強いパンチが何発も当たれば、こんな顔になってしまうのも当然ね。対するバクガミは本当に理解ができないという様子だけど…。

もう一度、今度はすべてがリチアになったルーレットをしようとするバクガミだけど、これも速攻でイチに壊されてるネ…

壊れたルーレットの先端をイチがキャッチしたということは、挑戦者はイチになるのかしら!?

まとめ

今回は、ゴクラクくんの子供時代の回想から始まったけど、ゴクラクくんの優しさと強さが、たくさん詰まったお話だったわ。お母さんとの思い出、そしてリチアちゃんへの想い……どれも丁寧に描かれていて、心にじんわり染みたわね。
悲しみを無理に消すのではなく、ちゃんと受け止めて前に進もうとする姿、本当に立派でだったわ。しかも、自分の体を痛めてまで魔法具で改良していたなんて……執念の重みよね。

そして挑戦者ルーレットを迷わず壊してしまうあたり、ゴクラクくんの「やるべきことはもう決まってる」っていう覚悟の強さが伝わってきたわ。

でも、最後に壊れたルーレットの先端をイチくんがキャッチして……これは、もしかして次の挑戦者になる予兆かしら? 次回、誰が挑むのかとっても気になる展開ね!

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